Pythonのwhile文：条件が真である限り繰り返し処理を行う基本構文

Pythonのwhile文は、条件が真（True）である間、繰り返しブロックのコードを実行するためのループ構造です。条件が偽（False）になるとループが終了します。while文を使うことで、特定の条件が満たされるまでコードを繰り返し実行することができます。/p>

基本構文

while文の基本構文は次のとおりです

while 条件:
    実行するコード

while文は、条件が真である限り、コードブロックを繰り返し実行します。条件が偽（False）になると、ループを終了します。

使用例

基本的なwhile文

i = 0

while i < 5:
    print(i)
    i += 1

この例では、変数iが5未満である間、print(i)を実行し、iを1ずつ増加させます。出力は以下のようになります：

0
1
2
3
4

無限ループ

while True:
    print("無限ループ")
    break  # ループを終了

この例では、while Trueによって無限ループが作成されますが、break文によって即座にループが終了します。出力は以下のようになります：

無限ループ

ユーザー入力を使用したwhile文

user_input = ""

while user_input.lower() != "exit":
    user_input = input("何か入力してください（終了するには 'exit' と入力）: ")
    print(f"あなたが入力したのは: {user_input}")

この例では、ユーザーが"exit"と入力するまで、ループが繰り返されます。

break文とcontinue文

while文の中でbreak文を使用すると、ループを途中で終了させることができます。また、continue文を使用すると、現在の反復をスキップして次の反復に移ります。

break文の使用例

i = 0

while i < 10:
    if i == 5:
        break
    print(i)
    i += 1

この例では、変数iが5になった時点でループが終了します。出力は以下のようになります：

0
1
2
3
4

continue文の使用例

i = 0

while i < 10:
    i += 1
    if i % 2 == 0:
        continue
    print(i)

この例では、変数iが偶数の場合に現在の反復をスキップします。出力は以下のようになります：

1
3
5
7
9

else節

while文にはelse節を付けることができ、ループが正常に終了した場合に実行されます。

i = 0

while i < 5:
    print(i)
    i += 1
else:
    print("ループが正常に終了しました") 

この例では、ループが正常に終了すると、else節のコードが実行されます。出力は以下のようになります：

0
1
2
3
4
ループが正常に終了しました