Excelのデータを読み込んで、特定の文字列を検索し、それを別の列に「・」で区切って表示する処理をPythonで行う場合、pandas
とopenpyxl
ライブラリを使用すると便利です。以下にPythonでの実装例を示します。
必要なライブラリのインストール
まず、必要なライブラリをインストールしてください。コマンドプロンプトやターミナルで以下のコマンドを実行します。
pip install pandas openpyxl
Pythonコード
import pandas as pd
# Excelファイルを読み込む
file_path = 'path_to_your_excel_file.xlsx'
sheet_name = 'Sheet1' # シート名を指定
df = pd.read_excel(file_path, sheet_name=sheet_name)
# 検索する文字列のリスト
search_words = ["鍵", "錠", "キー", "AL", "いづれか", "いずれも"]
# 結果を格納するリストを初期化
results = []
# 各行をイテレートして条件に一致する文字列を検索
for index, row in df.iterrows():
found_words = []
cell_value = str(row['A']) # A列の値を読み取る
if pd.isna(cell_value): # NaN値(空白行)を検出
break # 空白行が見つかったらループを終了
for word in search_words:
if word in cell_value:
found_words.append(word)
results.append('・'.join(found_words)) # 見つかった語を「・」で結合
# 結果をDataFrameに追加
df['B'] = results
# 結果を新しいExcelファイルに保存
output_path = 'path_to_your_output_excel_file.xlsx'
df.to_excel(output_path, index=False)
print("処理が完了しました。結果は以下のファイルに保存されています:", output_path)
コードの説明
ライブラリのインポート
pandas
をインポートしています。
Excelファイルの読み込み
pandas
のread_excel
関数を使用してExcelファイルを読み込みます。
検索と結果の蓄積
各行をイテレートし、指定された検索語が含まれるかを確認します。一致する各単語をリストに追加し、「・」で結合して結果リストに追加します。
結果の保存
結果を新たな列に追加し、変更を新しいExcelファイルに保存します。
実行方法
このコードを.py
ファイルとして保存し、Python環境で実行します。ファイルパスは実際の環境に合わせて適宜変更してください。これにより、指定された条件に基づきデータが処理され、新しいExcelファイルに結果が出力されます。