Pythonの基本関数を理解することは、プログラミングを効果的に行うために非常に重要です。ここでは、Pythonの主要な基本関数について、例題を交えて説明します。
print()
print()
関数は、指定された値をコンソールに出力します。
print("Hello, World!") # 出力: Hello, World!
print(42) # 出力: 42
print(3.14) # 出力: 3.14
len()
len()
関数は、オブジェクトの長さ(要素の数)を返します。リスト、文字列、タプルなどに使用されます。
print(len("Hello")) # 出力: 5
print(len([1, 2, 3, 4, 5])) # 出力: 5
print(len((1, 2, 3))) # 出力: 3
type()
type()
関数は、オブジェクトのデータ型を返します。
print(type(42)) # 出力: <class 'int'>
print(type(3.14)) # 出力: <class 'float'>
print(type("Hello")) # 出力: <class 'str'>
print(type([1, 2, 3])) # 出力: <class 'list'>
input()
input()
関数は、ユーザーからの入力を受け取り、文字列として返します。
name = input("What is your name? ")
print(f"Hello, {name}!") # ユーザーが "Alice" と入力した場合: 出力: Hello, Alice!
int()
, float()
, str()
これらの関数は、データ型の変換を行います。
文字列を整数に変換
num_str = "123"
num_int = int(num_str)
print(num_int) # 出力: 123
# 文字列を浮動小数点数に変換
pi_str = "3.14"
pi_float = float(pi_str)
print(pi_float) # 出力: 3.14
# 数値を文字列に変換
age = 30
age_str = str(age)
print(age_str) # 出力: "30"
sum()
sum()
関数は、リストやタプルなどの要素の合計を計算します。
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
print(sum(numbers)) # 出力: 15
max()
, min()
max()
関数とmin()
関数は、それぞれリストやタプルなどの最大値と最小値を返します。
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
print(max(numbers)) # 出力: 5
print(min(numbers)) # 出力: 1
abs()
abs()
関数は、数値の絶対値を返します。
print(abs(-7)) # 出力: 7
print(abs(3.14)) # 出力: 3.14
round()
round()
関数は、数値を指定された桁数に丸めます。
print(round(3.14159, 2)) # 出力: 3.14
print(round(2.71828)) # 出力: 3
sorted()
sorted()
関数は、リストをソートして新しいリストを返します。
numbers = [5, 2, 9, 1, 5, 6]
sorted_numbers = sorted(numbers)
print(sorted_numbers) # 出力: [1, 2, 5, 5, 6, 9]
これらの基本関数を使いこなすことで、Pythonプログラミングの基本的な操作を効率的に行うことができます。