アクティブなアプリケーションにキーボード操作を送信します。
expression.SendKeys (Keys, Wait)
expressionApplication オブジェクトを 表す変数。
名前 | 必須 / オプション | データ型 | 説明 |
---|---|---|---|
Keys | 必須 | Variant | アプリケーションに送るキーまたはキーの組み合わせを文字列で指定します。 |
Wait | 省略可能 | Variant (バリアント型) | True にすると、キーが処理されてから、マクロに制御が戻ります。 False にすると (または省略した場合)、キーが処理されるのを待つことなくマクロの実行が続行されます。 |
解説
このメソッドは、キー バッファーにキーボード操作を記録します。 そのため、キーボード操作を使うメソッドを呼び出す前に、このメソッドを呼び出さなくてはならない場合があります。 たとえば、パスワードをダイアログ ボックスに送るときには、ダイアログ ボックスを表示する前に SendKeys メソッドを呼び出す必要があります。
引数 Keys は、単一のキー、または任意のキーを Alt、Ctrl、Shift のいずれかと組み合わせて (あるいはこれらのキーを組み合わせて) 指定できます。 各キーは、1 つ以上の文字で表します。たとえば、文字キー a は "a"
で表し、Enter キーは "{ENTER}"
で表します。
Enter キーや Tab キーのように、押しても画面に文字が表示されないキーを指定するときは、次に示すコードを使用します。 各コードは、キーボードの 1 つのキーに対応します。
キー | コード |
---|---|
BackSpace | {BACKSPACE} または {BS} |
Break | {BREAK} |
CapsLock | {CAPSLOCK} |
Clear | {CLEAR} |
Delete または Del | {DELETE} または {DEL} |
↓ | {DOWN} |
終了 | {END} |
Enter (テンキー) | {ENTER} |
Enter | ~ (ティルダ) |
Esc | {ESCAPE} または {ESC} |
HELP | {HELP} |
ホーム | {HOME} |
Ins | {INSERT} |
← | {LEFT} |
NumLock | {NUMLOCK} |
PageDown | {PGDN} |
PageUp | {PGUP} |
Return | {RETURN} |
→ | {RIGHT} |
ScrollLock | {SCROLLLOCK} |
Tab | {TAB} |
↑ | {UP} |
F1 ~ F15 | {F1} から {F15} |
任意のキーを Alt キー、Ctrl キー、Shift キーのいずれか 1 つまたは複数と組み合わせて指定できます。任意のキーをほかのキーと組み合わせるときは、次に示すコードを使用します。
キー | コード |
---|---|
シフト | + (正符号) |
Ctrl キー | ^ (カレット) |
Alt キー | % (パーセント記号) |
次の例は、新しいブックを作成します。
Application.SendKeys("^n")
次の例は、ネーム マネージャーを表示します。
Application.SendKeys("%mn")
次の例は、アクティブセルに値 1234 を入力します。
Application.SendKeys ("1234{Enter}")